フォトショップ(Photoshop:通称フォトショ)を勉強中の方向けに、よく使う現在のショートカットキーをご紹介いたします。(例えば「ひとつ前に戻る」ショートカットキーなどは昔と違います。)
検索しても公式以外で最新の情報が無かったのでご紹介いたしました。(2020年12/18日作成)
初心者だった頃は、ショートカットキーって必要なの?って思ってました。
趣味なら好きにすれば良いですが、仕事で使うなら効率化を図る為にも必須です。
また、Photoshopを使いこなせる人は複雑な加工もしますし、必然的に操作の手数も多くなりますからショートカットの出番が増える訳ですね。
つまり、出来ない人ほどショートカットを使わないんです。
さすがに全部使う必要はないですが、よく使う物だけでも覚えておくと作業効率が格段に上がります。早い段階で覚えるとその分だけショートカットの恩恵に預かれます!
この記事の目次
- 1 1. 初心者でもよく使うショートカットと覚えるコツ
- 1.1 1-1. 操作をひとつ前に戻す Ctrl + Z
- 1.2 1-2. 戻した操作をひとつ先に進める Shift + Ctrl + Z
- 1.3 1-3. 画像や図形を自由に変形 Ctrl + T
- 1.4 1-4. オブジェクトを複製 Alt + 十字キーもしくはドラッグ
- 1.5 1-5. すべてを選択範囲で囲む Ctrl + A
- 1.6 1-6. 選択範囲を解除 Ctrl + D
- 1.7 1-7. カンバスを拡大縮小 Ctrl +「+」、Ctrl +「-」
- 1.8 1-8. カンバスを画面表示領域一杯に拡大 Ctrl +「0」
- 1.9 1-9. 画面表示領域関係なく画像を実寸表示にする Ctrl +「1」
- 1.10 1-10. 定規の表示・非表示 Ctrl + R
- 1.11 1-11. オブジェクト間の距離を計測表示 Ctrl + マウスホバー
- 1.12 1-12. テキスト入力を完了 Ctrl + Enter
- 1.13 1-13. 保存 Ctrl + S
- 2 2. 余裕があれば覚えたいショートカット
- 3 3. ちょっと難しいけど便利
- 4 4. おまけ ツールのショートカットについて
- 5 まとめ
1. 初心者でもよく使うショートカットと覚えるコツ
覚えるコツはこれ!
で、実際に操作してみる感じです。
良く使う操作は大抵の場合初めからショートカットキーが割り当てられています。

Windowsのキーで解説しています。Macの方はコマンドキーとオプションキーに置き換えてね。
Windows:Ctrl → Mac:Command
Windows:Alt → Mac:Option
アドビ公式:Photoshopおすすめショートカットキーリスト ダウンロード出来ます。
1-1. 操作をひとつ前に戻す Ctrl + Z

「直前の操作」をひとつ前に戻します。繰り返しCtrl+Zキーを入力すれば、可能な限り「ひとつ前に」戻れます。
「編集」→「環境設定」の左メニュー:パフォーマンスで変更できます。
1-1-1. 昔とは違う「ひとつ前に戻す」Ctrl + Z
注意点として、この「ひとつ前に戻す」の挙動が変更されました。昔はCtrl+Zキーを繰り返し入力すると、「ひとつ前に戻す」を「取り消す」操作でした。
※現在は先に書いたように、繰り返し入力すれば可能な限り戻ります。
1-1-2. 今の「『ひとつ前に戻す』を『取り消す』」は Alt + Ctrl + Z
正確には「直前の作業のやり直し」です。現在ではAlt+Ctrl+Zキーです。
※キーを繰り返せば、行って戻ってを繰り返せるので、作業前と作業後の表示を見比べて確認するのに便利です。
1-2. 戻した操作をひとつ先に進める Shift + Ctrl + Z
「戻した操作」を取り消したい時に使います。繰り返しShift+Ctrl+Zキーを入力すれば、可能な限り「先に」進めます。
1-3. 画像や図形を自由に変形 Ctrl + T

レイヤーを選んでCtrl+Tキーを入力すれば、画像や図形を拡大・縮小・回転が出来るようになります。
1-3-1. 昔とは違う画像や図形を自由に変形 Ctrl + T
昔はShiftを押しながらドラッグする事で縦横比を保ったまま拡大縮小が出来ました。
現在はShiftは不要で、単にドラッグすればOKです。
また、Altを押しながらドラッグする事で中央から拡大縮小出来ます。
1-4. オブジェクトを複製 Alt + 十字キーもしくはドラッグ
を選択した状態で、オブジェクトを選んでAlt+十字キーを入力すれば、画像や図形を複製出来ます。もしくはドラッグでもOK。
1-5. すべてを選択範囲で囲む Ctrl + A
Ctrl+Aキーで、すべてを選択範囲で囲みます。ここでの「すべてを選択範囲で」とはカンバス全体の事を差します。
1-6. 選択範囲を解除 Ctrl + D
Ctrl+Dキーで、選択範囲を解除します。
1-7. カンバスを拡大縮小 Ctrl +「+」、Ctrl +「-」
と同じ。
Ctrl++キーで拡大。
Ctrl+–キーで縮小。
1-8. カンバスを画面表示領域一杯に拡大 Ctrl +「0」
Ctrl+0で、画像の拡大率に関係なく画面表示領域一杯に拡大表示させる。
1-9. 画面表示領域関係なく画像を実寸表示にする Ctrl +「1」
Ctrl+1で、画面表示領域関係なく、画像自体を100%(実寸サイズ)にする。その為、画面表示領域に収まりきらず、スクロールバーが出る場合もある。
1-10. 定規の表示・非表示 Ctrl + R
Ctrl+Rキーでキーを押すたびに表示・非表示を切り替えます。
恐らく初めから表示されていると思いますが。
定規上でマウスを画面中央方向へドラッグするとガイド線を引くことが出来ます。
1-11. オブジェクト間の距離を計測表示 Ctrl + マウスホバー

を選択した状態で、まずオブジェクトを何か1つ選び、Ctrlを押しながら他のオブジェクトにカーソルを合わせると、オブジェクト同士の距離が表示されます。
1-12. テキスト入力を完了 Ctrl + Enter
Ctrl+Enterキーでテキスト入力から抜ける事が出来ます。通常はテキストを入力し終わった時、○ボタンか×ボタンを押しますが地味に面倒です。このショートカットキーでテキスト入力を完了させられます。
1-13. 保存 Ctrl + S
Ctrl+Sキーで保存。現在では一定時間ごとに自動保存されますが、こまめに保存するのがおすすめです。
2. 余裕があれば覚えたいショートカット
使用頻度が高いのでこちらも覚えましょうね。
2-1. オブジェクトの選択範囲を作る Ctrl + クリック

レイヤーを選択した状態で、サムネイルをクリックするとレイヤー内のオブジェクトを一瞬で選択範囲で囲んでくれます。
オブジェクトによるけど、選択範囲ツールよりも速くて簡単!
2-2. オブジェクトの選択範囲を作る Ctrl + J
選択範囲が選ばれた状態でCtrl+Jキー入力すれば、選択範囲で囲まれたオブジェクトを新しいレイヤーに複製出来ます。
2-3. ガイドの表示・非表示 Ctrl + H
Ctrl+Hキーを押すたびに、ガイドの表示・非表示を切り替えます。作業中、一時的にデザインの仕上がりを確認したい時に便利。
2-4. 描画色と背景色を初期化 Shift + D
Shift+Dキー入力で、描画色が黒、背景色が白の初期状態に戻ります。
2-5. 描画色と背景色を入れ替え Shift + X
Shift+Xキー入力で、描画色と背景色を入れ替えます。
2-6. カンバスの移動 スペースバー
スペースバーを押し続けるとカーソルが手のひらの形になり、その状態でドラッグする事でカンバスを移動させる事が出来ます。
2-7. オブジェクトを移動 Shift + 十字キー
Shift+十字キー入力で、オブジェクトを10ピクセルずつ移動させる事が出来ます。十字キーだけだと1ピクセルずつです。
2-8. 結合部分をコピー Shift + Ctrl + C
Shift+Ctrl+C十字キー入力で、選択範囲内を結合部分としてレイヤー階層関係なく全てコピーする。
使いどころによっては凄く便利。
3. ちょっと難しいけど便利
3-1. 選択したレイヤーの階層を1つ移動させる Ctrl + [ 、Ctrl + ]
Ctrl+[あるいはCtrl+]キー入力で、選択したレイヤー自体を1階層ずつ移動させて重なり順を変更する。
3-2. 選択したレイヤーを最上階・最下層へ移動させる Shift + Ctrl + [ 、Shift + Ctrl + ]
Shift+Ctrl+[あるいはShift+Ctrl+]キー入力で、選択したレイヤー自体を最上階もしくは最下層へ一気に移動させて重なり順を変更する。
3-3. 選択したレイヤーを描画色で塗りつぶす Alt + Delete
Alt+Deleteキー入力でレイヤーを描画色で塗りつぶします。
3-4. 選択したレイヤーを背景色で塗りつぶす Ctrl + Backspace
Ctrl+Backspaceキー入力でレイヤーを背景色で塗りつぶします。
3-5. クリッピングマスクを作成 Alt + クリック
レイヤーとレイヤーの境目でAlt+クリックする事でクリッピングマスクを作成出来ます。
Altを押した状態でレイヤー間にカーソルを合わせるとアイコンの形が変わるのでクリックします。
3-6. 選択した複数の表示レイヤーを結合 Shift + Ctrl + E
Shift+Ctrl+Eキー入力で、選択した複数の表示レイヤーを1つのレイヤーとして結合します。
3-6-1. 元のレイヤーを残したまま選択表示レイヤーを結合 Alt + Shift + Ctrl + E

Alt+Shift+Ctrl+Eキー入力で、選択した複数の表示レイヤーを1つのレイヤーとして結合します。
先ほどとの違いは、元のレイヤーは残したまま新たに結合したレイヤーを作るということです。
結合前のレイヤーが必要な事もありますから、基本的にはこちらがおすすめです。
4. おまけ ツールのショートカットについて
左メニューにあるツールはペンなら「P」、テキストなら「T」の様に英単語そのままなので直感的に分かるものも多いです。
各ツールボックスには見えているもの以外にも、関連するツールが格納されています。
Shift+ 該当キーを押していけば、クリックしなくても格納されたツールにどんどん切り替わってくれます。

まとめ
いかがでしたか?よく使うツールをご紹介しました。細かく見ればもっと沢山ありますが、必要に応じて使えば良いと思います。
Photoshopの進化と共にショートカットキーの挙動が変更されたものや、キー操作が不要になったもの等もあります。
検索しても公式以外で最新の情報が無かったのでご紹介いたしました。(2020年12/18日作成)
もっと早く知っておけば良かったと思いますよ。