未経験からWebデザイナーになる方法を現役Web制作者(Webデザイナー)である僕自身が経験を交えて解説します。
Webデザイナーという職種は、学歴や資格は関係なく実力主義の世界です。ポートフォリオサイトに掲載した作品やこれまでの制作経験で判断されます。
そのため、Webデザイナーの求人はどうしても実務経験者が優遇されやすい傾向にあります。
実際のところ、Webデザイナーの正社員の求人を見ていると「未経験でも可能」としている企業は少ないです。ある程度経験を積んだ中途採用がほとんど。経験者も応募してくるので厳しいです。
「未経験だから転職できない」ということはありませんが、「転職が長引いている」「転職が上手く行かず諦める」くらいなら、まずは派遣から始めるのが賢いやり方。
動かない事には現状は何も変わりません。

僕も独学から派遣で更なる経験を積ませて貰いました。もちろん、常に勉強の世界ですが。
ただし先に現実的な事を言うと、地域によってかなり求人数に偏りがあります。大手の派遣会社であっても、圧倒的に東京が多く、次に大阪。その他主要都市で数件といった感じです。
時期によって若干の違いはありますが、基本的に同じです。
2021年5月の時点で調べた所、求人が多い派遣会社でも求人数は東京で100前後、大阪で30前後、愛知で10前後。その他の地域ではゼロでした。
そんな状況を踏まえつつも、未経験から派遣でWebデザイナー求人を探すポイントや派遣がおすすめな理由、働く際の心構えについて書いていきます。
そもそも派遣って大丈夫なの?
派遣=悪みたいな構図でとらえている方も多いと思いますが、結論から言うと違います。
一般職とは違いWeb制作はデザイナーやエンジニアも含めて技術職なので、仕事への関わり方が濃いです。ハードルの高くない求人でも、未経験者が経験を積むくらいのスキルアップは本人次第で可能です。
冒頭でも書いたように、地域によって求人数はかなり違いますし、求人条件によっては更に少なくなります。
派遣から始めるメリットは?
派遣から始めるメリットは3つあります。
- 未経験からでも採用されやすい
- 実際の制作現場で学べる
- 労働条件が明確なので安心出来る
順に解説します。
未経験からでも採用されやすい
派遣でのWebデザイナー求人の場合、募集要項に必要なスキルの条件や業務内容が書いてあります。また、求人によっては業界未経験やスクールでも可能とか明記してある事も。
自社サイトの運営更新から制作会社でクライアントサイト制作まで様々で、就業先もベンチャー企業から老舗、正社員では難しいであろう大企業まで可能です。
求人にエントリーしたり相談すると、自分のスキルに見合ったものか詳細を教えてくれたり、自分でも出来そうな求人を紹介してくれる事もあります。
こういった理由もあり、未経験からでも正社員に比べて採用される可能性は高いです。ただ間違えてはいけないのは、未経験と言っても業界未経験の事です。
イラストレーターやフォトショップ、Figma・XD、コーディングなど基本レベルは必須。実力次第の世界なので、業界未経験でもポートフォリオ(サイト)は必須です。
未熟なりにもどれくらいのスキルがあるのかは間違いなくチェックされます。今流行りのオンラインスクールでサクッと学ぶのでも構いませんし、ハードルは高いですが独学でも可能です。
実際の制作現場で学べる

どんなに勉強していても業界未経験だと実際の制作現場でどんなやり取りがされているか知る由も無いでしょう。こればっかりは調べても情報は出て来ません。
それは就業先の会社によって制作のルールやお作法があるからです。しかし、会社関係なく知っておくべき事もあります。
デザインツールはアドビを使っている事ぐらいは知っているかとは思いますが、他にも、
- 社内で利用しているタスク管理ツール
- 制作上の独自ルール
- モリサワなどフォントサービスの導入など
未経験だとこれらの内容は全く知らないでしょう。知っておくと経験として活かせるので、しっかり吸収しておきましょう。
業界未経験ではなくなり次へ繋げやすい
実際の制作現場で色々な事を吸収すればこそですが、もう未経験ではありません。
更なる経験を積む為に他の派遣先へ移るのも、正社員で希望の会社に就職するのもあなた次第です。
実際、大手に派遣で就業した際、先方の担当者も派遣で働いていた事があると言っていました。意外と派遣経験者は多い様です。
労働条件が明確なので安心出来る
未経験で経験を積む為だからといって、ブラックな労働条件が許される訳ではありません。
しっかりした派遣会社であれば、就業先ときちんと契約を取り交わしています。なので、聞いていた話と違う!なんて事は基本的にありません。
大手の派遣会社であれば、就業先の企業も大手であったり、就業規則がしっかりしています。いい加減な企業とはそもそも契約が出来ないんですね。
会社としても強く就業先の言いなりにならないので、派遣会社は大手がおすすめです。
未経験Webデザイナーの仕事内容
未経験の場合、仕事がつまらないという人がいます。単調な事しかさせてもらえないと。
コレ、そもそも考え方が間違っています。
先ほどの解説通り労働条件を明確にしていますので、何でもやらせて貰える訳ではありません。逆に言えば、単調な仕事は避けて応募すればOKです。
正社員であっても、未経験でいきなりバリバリとメインのデザインを任せて貰える訳はないです。
未経験で派遣をする理由は、経験を積み次へ繋ぎやすくする為。スキルアップという目的意識を持って業務に取り組めば学べる事は多いです。
派遣会社への登録・エントリーについて

登録はWEB登録が便利
昔は、実際に派遣会社に予約を入れ、会社まで登録しにいく方法しかありませんでした。
今ではWEBで登録が完了する「WEB登録」が主流です。派遣会社によってはオンライン面接をする会社もありますが、基本的にサイトで必要事項を入力するだけで完了します。
経歴入力は専用フォームがあるので簡単
登録の段階で経歴なども入力しておきましょう。
どの派遣会社もマイページが用意されており、専用の入力フォームがあります。フォーマットに沿って入力していけるので簡単です。
各派遣会社でフォーマットに多少の違いはありますが、当然、入力内容はコピペ出来ます。
一度どこかの派遣会社で経歴を登録しておけば、他の派遣会社の登録でも簡単に使いまわせます。
ポートフォリオサイトのURLも入力しておきましょう。入力エリアが用意されていない会社もあります。その場合は、補足情報などを入れる項目にでも書いておけばOKです。
エントリーの方法は?
Web登録して経歴も入力を済ませればエントリー出来ます。
エントリー後から就業までは、
まず派遣会社側で社内選考が行われる。
次に就業先への提案。
先方がOKすれば、お顔合わせへ。
同じ派遣会社から複数の求人にエントリーしたり、他の派遣会社からも並行してエントリーするのも大丈夫です。
派遣会社の方が言っていたので間違いないです。エントリーしても必ず決まるとは限りませんから、そこは正社員と同じ考えで大丈夫です。
実際のところ、問題は就業先とのお顔合わせではなく最初の社内選考です。
一点突破ではなく、複数の派遣会社に登録して採用確率を上げましょう。登録するのは無料ですから。
エントリーの落とし穴は社内選考!
どの派遣会社も同じですが、未経験であってもポートフォリオが必要です。さらにいえば、技術的な事は判断出来ません。
経歴やスキル情報に書いてある内容を元に確認する位の事しか出来ません。つまり、就業先の制作担当者が求める人物像と派遣会社がチェックしている所が違うんです。
派遣会社からエントリーを進められたにも関わらず、社内選考落ちするのはまさにこういった理由ですね。
おかしな話ですが、社内選考に通る為のアピールが必要になります。ポートフォリオを目立たせるとか、スキルをしっかり分かり易いくらいアピールするのが大事です。
嘘や誇張は駄目ですが、派遣会社に分かり易くアピールして社内選考が通らない事には始まりません。
もちろん、就業先とお顔合わせに進んだ時は、ありのままをきちんと説明をすれば伝わるので大丈夫ですよ。
経験が浅いけど挑戦したい方はエントリーする前に直接相談した方が良いかもしれません。
社内選考の合否の連絡と結果は何日くらい?
派遣会社によって連絡の方法は色々です。一般職と違いウェブ制作職は選考基準が明確なので結果が出るのは早いです。
具体的に、社内選考結果はどれくらいで出るのか?どんな風に連絡が来るのかを解説します。
社内選考の合否の連絡方法は?
まず連絡方法ですが、自社専用サイトがある会社だと「マイページ」から自分がエントリーした求人や進捗状況が表示されます。
中には一切、音沙汰がない派遣会社もあります。少なくともお顔合わせもしていない求人に関してわざわざ連絡してくる事はありません。
せいぜい事務的に社内選考落ちしたとメールが来る程度です。
社内選考にかかる日数は?
派遣会社によって連絡の方法は色々です。社内選考結果が出る日数に関しては2日から3日です。
どの派遣会社も2日~3営業日以内に連絡が来なければ、限りなく可能性はゼロです。
派遣会社によっては5営業日としていても、脈ありであればすぐに連絡は来ます。
たまに、派遣会社から求人をおすすめされる事がありますが、社内選考が通りやすい訳ではありませんし、希望した内容と全く違う事もあります。
どんな派遣会社が良いの?
結論から言うと、大手の総合人材派遣会社か、小さくてもWebに特化した派遣会社です。
大手の場合は知名度の高さから求人が集まり易く、逆に小さい会社でも強みがあればWeb求人は集まります。それこそWebの求人を扱っている訳ですから強いです。
また、今はスピードが問われる時代。対応が遅いと求職者だけでなく企業にとっても損失です。
派遣会社への登録の簡便さや、登録後のマイページでの経歴登録がしやすいか等も、今の時代に沿った派遣会社なのかの判断材料になります
次に、求人内容の特徴を解説します。
大手の人材派遣会社の求人メリット、デメリット
大手派遣求人のメリット
大手の人材派遣会社は、Webデザイナー求人数はそこそこですが、会社の知名度もあり就業先も大手が多いです。
働く上で不安や疑問に思っている事を派遣会社に相談すればきちんと対応してくれます。
就業先が大手だと労働環境も良いですし、ルール上無茶な作業が振られる事もありません。働いている人もきちんとした人が多い印象です。
社内ルールはしっかりしているので、身に付く事柄も沢山あります。
求人を依頼する企業側も、どういった派遣会社なのかをチェックしています。ルールがしっかりしていて規模も大きい企業からの求人依頼が多いのも納得ですね。
大手派遣求人のデメリット
企業と直接やり取りしている営業の人とコーディネーターと呼ばれる人に役割が分かれています。
残念ながら、会社が大きいだけに数も多く、求人先の企業が求めている人とエントリーした人のスキルとを細かくマッチング出来ないんです。
就業先に提案出来るアピールポイントが明確な人の方が社内選考に通しやすですから。
パーソルクロステクノロジー:IT・Web・機電エンジニアの転職・派遣なら
リクナビ派遣:リクルートなので求人数多め
マイナビスタッフ :クリエイティブ・事務系に強い
Modis:アデコグループのIT・エンジニアリング領域の人材派遣会社。Webの求人も多い
Webに特化した派遣会社の求人メリット、デメリット
Web特化派遣のメリット
Webに特化した派遣会社の場合、専門という事もあり企業も求人を出しやすです。
その結果、Webに理解のある企業が多く集まっています。
就業先から求められるスキルも様々なため、エントリーする際はしっかり派遣会社側と確認・相談はしましょう。専門性がある分業界に詳しい人も多く、自分のスキル感に合うか教えてくれます。
Web特化派遣のデメリット
若干ですが、求人数が総合人材派遣会社よりも少ないです。
単純に知名度や企業規模の差です。社内稟議の事もあり、誰でも知っている派遣会社に依頼する方が無難で安心!みたいな感じでしょうか。
Webの人材を求める企業側も色々です。単純に派遣求人という理由で派遣会社を探す企業もあります。その結果、大手の総合人材派遣会社に依頼が集まる訳です。
レバテッククリエイター:派遣・フリーランス・正社員、まだ検討中でも登録OK!
まとめ
独学でいきなり正社員は難しいって時は派遣で実績を積むのも全然ありです。独学だと不安ならオンラインスクールや講座で近道するのがおすすめ。
オンラインスクールだと、独学では分からない箇所を周りを気にせず質問出来ます。
今回の様に派遣という働き方を足掛かりにするのも方法の1つです。
エッ!やっぱり未経験だとムリなの?