「jQueryはオワコン」「jQueryは終わった」なんて言う人が居る一方で、2022年の現在でもjQueryを使っているWebサイトはよく見かけます。
jQueryは習得しやすく、Webデザイナーでも勉強した方が良いと言われる訳ですが、
「せっかくjQueryを勉強しても本当に使わないなら時間の無駄になるし、どうしたらいいかなぁ」「Webデザイナーだけど、今も勉強しておいた方が良い?」
こんな疑問に対して、実際の所はどうなのか?理由も併せてお答えしていきます。
この記事の目次
jQueryはオワコンとなぜか言われるけど
実際に「jQueryってオワコン?なぜ」って質問を受ける事があります。
Webデザイナーなどこれから習得を考えている人からすれば、勉強が無駄になるかも知れず不安ですよね?
実は働き方や立場で考え方が変わるので、Web制作会社やフリーランスなど、制作現場ではどの様な扱いなのか書いていきます。
新しい技術が幾つか出てきた
個人的にはReactやVue、AngularなどJavaScriptライブラリ・フレームワークが出てきた事により「jQueryはオワコン」と言われる事が多くなった様に思います。
ただし、ReactやVue、Angularはフロントエンジニアでの開発需要が多く、「よし今日からjQueryは止めてVueを使うぞ!」とはなりません。というか会社だとWebデザイナーよりエンジニアにお願いすると思います。
仮にjQueryを使わないと決めても、既存サイトの運用や制作コストを考えると現状はすぐに変わらないです。
jQueryを悪者にしたくてオワコン扱い
IT業界は次々と新しい技術が出てきます。当然、jQueryの欠点を補うような新しい技術だって出てくるわけです。
jQueryにもメリットだけでなくデメリットも有ります。
不満を持っていた人達は新しい技術に乗り換えたい訳ですから、「新しくてもっと良いプログラムがあるのに・・・」となり、全力で否定するんですね。この反応はjQueryが登場した当時も同じだったわけです。
少なくとも、目の前の仕事で必要とされている技術が優先です。なので会社など環境でも変わりますよね。
jQueryは終わった?結論は、勉強したほうが良い!

結論から言うと以下の意見が多く、勉強しておく方が良さげ。自分も同意見です。
- 需要があるので、とりあえず勉強して損はない
- 将来的に何がしたいかで決めれば良いのでは?
もちろん、これには理由があります。
① とりあえず勉強して損はない
なんだかんだで、Web制作の現場では新規案件でも普通にjQueryを使う事が多いです。
ましてや既存のサイト運用ならすでにjQueryを使っている事が殆ど。jQueryが扱える人は有用です。不要だと考えていても、需要があるのに使えないのでは困りますよね。
jQueryは学習コストもそれほど高くない事もあり、Webサイトでよく使う機能を取り入れたサイトも割と簡単に作れます。
こうした理由から、非エンジニアのWebデザイナーにも需要があるんですね。
② 将来的に何がしたいかで決めれば良いのでは?
エンジニアとして自社サイトやアプリ開発などに携わりたいのであればjQueryは使えなくても困らないと思います。
先に触れたReactやVue、Angularなどはフロントエンド開発として実際に多くの求人があります。ただし、あくまでエンジニアとしての需要です。
つまり、目的によって使い分けすれば「jQueryはオワコンだ」とはならない事が分かるはずです。
「自分が将来何を制作したいのか」によって、
- Web制作をしたいのでjQueryを勉強しておく
- アプリ開発したいからフレームワークを勉強する
実際に僕の周りの人達もこんな感じで柔軟に仕事をしています。
フリーランスなら勉強する価値あり
将来フリーランスになるとか、副業をするならjQueryを勉強する価値は十分あります。
クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったサービスではjQueryを必要とする制作依頼も多いです。
一方、ReactやVue、Angularなどはフリーランス系のサービスで需要があります。
この事からも「jQueryは終わった」のではなく、目的によって求められるものが違うだけだと分かりますよね。
jQuery習得にはJavaScriptを勉強してから?
jQueryを習得するにはJavaScriptを先に勉強した方がいいの?こんな質問を受ける事があります。
経験として、少なくともJavaScriptの基本は理解しておくべきです。そうする事で結果的にjQuery習得のプラスになります。
jQueryの人気の秘密はWebデザイナーなど非エンジニアでも習得しやすい事。jQueryを勉強しつつJavaScriptの基本も学ぶ。
↓
興味度合いに応じてJavaScriptの理解も深めていく。そんな感じです。
上記の書籍はWebサイトでよく使う基本的な動きの原理や仕組みをサンプルコードと共に学べます。
こちらの書籍は出版時期は少し古いのですが、サンプル機能を基本編と応用編に分けて解説してあり、比較する事で沢山の気付きがあります。
まとめ
jQueryは今の所、オワコンではなく終わったものでもありません。用途や目的によって使い分けるので、Web制作の現場では普通に使われています。
学習コストも低いので、早めに習得してWeb制作で使っていきましょう。
ちなみにこのワードプレスのブログでもjQueryが実装されています。