今回はPDFを圧縮してサイズ縮小できるフリーソフト(オンラインサービス)を紹介します。
画質も綺麗なままで圧縮や解像度、縦横サイズを変更すれば利用範囲も広がりますよね。
- ウェブサイトに掲載する
- マニュアルや社内資料などをオンラインストレージで共有
- メールに添付やダウンロードで配布
この様にPDFを広く活用する為にも、PDFファイルの圧縮は必須なので参考にしてくださいね。
この記事の目次
そもそもPDFの圧縮とは?
- PDFの圧縮とは?
- PDFの圧縮とは、PDFのファイルサイズを減らすこと。PDF内にある画像を最適化し、不要なデータを削除することでファイルサイズを小さくします。PDFのサイズ縮小や軽量化です。
PDFデータの特徴は、作成・閲覧するソフトウェアに制限がなく、どの端末でも同じように確認出来る事。
閲覧環境を選ばすに活用出来るPDFのメリットを活かす為にもデータは軽い方が望ましいです。
PDFのファイル容量が大きくなる原因と対処法
PDFのファイル容量がなぜ大きくなるのか?原因は以下の様な事が考えられます。
- 画像サイズが大きすぎる
- PDFのページ数が多い
- AdobeのAcrobat DCなど高機能アプリで作成している
PDFのファイルサイズが大きくなる主な原因は、ファイル内で使われている画像サイズが大きい事。圧縮ツールでも、画像が使われているファイルほど圧縮効果が高い傾向にあります。
効果的な対処法があるので説明しますね。
① 画像サイズが大きすぎる
PDFの圧縮の際に画像も圧縮されるのですが、極力無駄のない解像度でファイルを作成しておくのがおすすめ。
高解像度の重たい画像ファイルを軽量化ツールで最適化しておけば、圧縮前でも大幅にサイズを縮小出来ます。このサイズ変更した画像を使えばPDF全体のサイズもかなり抑えられます。
そもそもブラウザで見るだけならそこまで高解像度である必要もありません。
② PDFのページ数が多い
WordやExcelなどから簡単にPDF化出来るため、ファイルのページ数の多さを忘れがちです。
対処法として、大まかな項目毎に分割してPDF化すれば軽量化だけでなく、閲覧もしやすくなります。
③ Acrobat DCやIllustratorでPDFを作成した
PDFは国際標準のオープン規格。つまりWordやExcelの様な文書作成アプリでもPDFデータを作成出来ます。
ですが、Acrobat DCのようなPDF編集アプリだと高機能な為、直接関係ない設定も含まれています。使う目的に合わせて必要ない設定を外せば軽量化になります。
後で再編集する可能性がある場合は、機能が失われないようにバックアップを必ず取っておいてくださいね。
PDF圧縮で何が変わる? – メリットと注意点
PDFを圧縮する最大のメリットは「PDFファイルの共有」と「オンラインストレージの容量節約」にあります。
PDFファイルの使いどころは、
- ウェブサイトに掲載する
- マニュアルや社内資料などをオンラインストレージで共有
- メールに添付やダウンロードで配布する
こういった使い方が多いので、データ容量を減らす方が好まれます。
印刷で使うので画質を大きく下げたくない時は、圧縮率を変えたり印刷用の設定をしておきます。
無料でPDFを圧縮する – オンラインツール紹介
PDFを圧縮する方法のおすすめは、アプリならAcrobat DCなどアドビ系アプリやオンラインツールです。
※他にも無料のオンラインツールは存在しますが、重要な情報の入ったPDFファイルを扱う際は自己責任でお願いします。
Adobe AcrobatのオンラインPDF圧縮ツール

Adobe AcrobatのオンラインPDF圧縮ツールとは、オンライン上でPDFの編集や変換など様々な機能を備えた無料サービス。PDFを開発したアドビが提供しているので安心ですね。
基本的に誰でも利用出来ますが、アドビの無料アカウントを持っていればファイル共有や分割も利用出来ます。
アップロードのタイミングで圧縮レベルの設定も可能です。
リンク先:Adobe Acrobat オンラインPDF圧縮ツール
ilovepdf(アイラブピーディーエフ)

圧縮以外にも分割や結合、変換など様々な機能が揃うサービス。無料だと回数制限がありますが、たまに使うくらいなら十分かと思います。
圧縮レベルは3段階から選べます。「推奨の圧縮率」でも圧縮率は十分高いです。
ファイルデータは最大2時間だけ保持、その後すぐにサーバーから完全に削除。自分でも削除出来るとの説明がありますので、重要なデータで無ければ利用しても良いかも知れませんね。
PDF24 Tools

他のオンラインツールは無料だと使用制限がありますが、このツールは現在の所は無料で圧縮以外の機能も利用可能です。
データ保持も1時間で自動削除されるので安心です。
法的義務や秘密など法的保護の対象となるような文書、ユーザーの健康管理に関連での利用は許可されません。
さすがに、そんな大事なファイルはここで扱わないと思いますが、念のため利用規約をご確認ください。
リンク先:PDF24 Tools
まとめ – PDFを圧縮のポイント
オンラインツールを使うにしても、ファイル内で使う画像やページ数は考慮した方が良いです。
場合によっては、必要な箇所だけをPDF化するしたり、既存のPDFファイルを分割する方法もあります。
また、取扱注意の重要なファイルに関してはインストール型のアプリの使用をおすすめします。