シャドウバンとは(shadowban)、TwitterだけでなくInstagramやTikTokなど他のSNSでも良く聞く言葉。
幽霊の様に実体もなく、突然訳も分からずにBan(意味:禁止、停止)されるのは、SNSを活用している人にとっては死活問題ですよね。
ですがTwitter側では、Twitterについての誤解の真相という記事で明確に否定しています。
それとは別に、
ツイッターの公式情報によるとツイッターのシステムの問題で、誤ってアカウントに制限が掛けられる事があるそうです。その場合、間違いである事をきちんと伝えれば、割と短時間で解除されます。
実はネットで見かけるシャドウバンというのはフェイクで嘘。ただのパロディなんです。がっかりしましたか?
みんな嘘だと知りながらシャドウバンチェックの方法だとか、解除方法を面白おかしく解説しています(この記事の後半に書きましたが)。
Twitterリミットという凍結とは違う制限もありますから信じる人がいても仕方ないですね。

でもシャドウバンって言うくらいだから、実は何か特別な仕組みがあるんじゃないの?
- 画像が表示されなかった
- スマホでは見れるのにPCでは駄目だった
- 検索しても自分の名前が出てこなかった
こういった人も居るかと思いますが、シャドウバンではありません。
実際に調べてみると本人の勘違いや単なる通信障害、ツイッターの不具合であり、その人を狙ったものではありませんでした。
それでも信じない人の為に、ネットで言われているシャドウバンについて深く解説していきます。(繰り返しですが、内容自体はフェイク情報です。)
海外参考元サイト:https://advertiserblocklist.com/avoid-twitter-shadowban-penalty/
このサイトから意訳で引用しています。
この記事の目次
Twitterシャドウバンとは

- シャドウバンとは
- 一般のアカウントにとって好ましくない敵意のあるアカウントの行動に対し、ペナルティを課す行為。問題のある会話を特定し、人々がそれらを完全に見られないようにするなど幾つかの方法がある。
シャドウバンとはその名が示す通り、こっそりBanされている状態です。
上記の海外サイトに書いてあるように、シャドウバンとは架空の情報でありパロディです。
ツイッターの動きがいつもと違ったとしても、本人の勘違いやツイッター側のシステム障害だったりします。ヘルプページに書いてある仕様を知らないとか。
ちなみに有名なシャドウバンチェックツールもこのサイトの物です。現在このシャドウバンツールは終了しています。
シャドウバンツール:Twitter Shadowban Tool(URL:https://shadowban.eu/)
このツールの中身も偽物です。このシャドウバンチェックツールは、調べたいアカウントを入力してテストするのですが、入力するたびに違う結果がランダムで表示される仕組みでした。
Twitterアカウントがバンされる原因は?
※以下の内容はあくまで海外のパロディサイトで書かれている架空の内容です。
Shadowbanペナルティが有効になる最も重要な部分は、他のアカウントとのやり取りです。そして、Shadowbanペナルティに巻き込まれる最も一般的な方法は、次のとおり。
- 言葉の使用:攻撃的、戦闘的、対立的、または侮辱的な言葉を使用してツイートしたり、他のユーザー (特に BlueCheckMark アカウント) に返信したりすること。
- 同一のテキスト:同一またはほぼ同一の言葉を使用して、短期間に他の複数のアカウントに返信すること。
- 同一の画像:同一またはほぼ同一の画像を使用して、短期間で他のアカウントに返信すること。
- 自動化とコピーと貼り付け:同一またはほぼ同一の返信を他の複数のアカウントに短時間でコピーして貼り付けること。
- 迅速なツイート:ツイート、返信、または関連する一連のツイートを短時間で作成すること。
- フォロー/フォロワー比率:フォロワーが多いアカウントは、攻撃的なツイートが多くてもシャドウバンされる前に回避する事が出来ます。フォロワーが少ないアカウントは、攻撃的なツイートがはるかに少なくても、シャドウバンペナルティが発生する可能性があります。
- 信頼度の低いアカウント:フォロワーが500人未満のアカウントは、Shadowbanペナルティの影響を受ける可能性が最も高く、攻撃的なツイートを2~3回行うだけで、これらのアカウントは48時間Shadowbanされます。
- 非フォロワーとのエンゲージメント:あなたをフォローしていない人とのエンゲージメントが多すぎる場合。
- 新しいアカウント:作成1年未満のアカウントは、上記のいずれかの違反により、Shadowbanペナルティが発生する可能性がはるかに高くなります。
アカウントの年齢、フォロワー数、フォロワー/フォロー率などを重視しています。その理由は、Twitterが恣意的に右翼アカウントを停止させるため。
なぜなら、問題のあるユーザーは新しくアカウントを作り直し、またすぐに問題行動を繰り返します。つまり新しいアカウントです。
と、ここまでがパロディサイトの内容です。
ですが、きちんとTwitter公式サイトを読めば分る通り、攻撃的なツイートなどは単に違反行為です。
アカウントのペナルティに関しても、すでにペナルティを受けているアカウントはズルをしても簡単に回避出来ず、同様にペナルティを受けやすい事も書かれています。
短期間や短時間ってどれくらいの事?
フォロワーが500人未満で、同じ返信を30分間に3回使用すると、Shadowbanペナルティが発動する可能性があります。BlueCheckMarkアカウント※をトローリング※する目的でTwitterにアクセスした場合、少数のツイートしか得られず、Shadowbanペナルティが適用され、可視性が大幅に低下します。
- トローリングとは
- 悪意あるコメントをしつこく投稿したり、他人の会話を邪魔したりする事。
どうですか?パロディとして作られた内容ですが、数字も書いていたり、いかにも本当っぽく作られた内容なので信じてしまう人も居る様です。
繰り返しですが、パロディとして「それらしく」作られた海外のブログ情報です。
シャドウバンが出来た理由
アメリカでは2016年の大統領選挙の後、有毒な環境の成長と悪化を許したとしてTwitterに否定的な報道がされました。
その問題解決のためにシャドウバンペナルティが生まれました。(という設定です。)
こんな風に、アメリカだと陰謀論とか色々信じる人も居るんでしょうね。
シャドウバンは保守派や右翼のアカウントをターゲットにする
Twitterは、保守派や右翼の見解を不当にShadowbanペナルティのターゲットにすることはありません。
ですが、検証済みのBlueCheckMarkアカウント、特に有名人やジャーナリストを最も貴重な資産と見なし、彼らの為にShadowbanペナルティが存在しています。(という設定です。)
シャドウバンニングは、多くの右翼ユーザーが好む傾向にある敵対的関与の行動、より一般的にはトローリングとして知られている行動をターゲットにしています。
海外ではシャドウバンされたと騒ぎたてるのは保守派の人達や一部の偏った思想の人達です。
あなたや、あなたの周りのシャドウバンされたと言っている人は過激な思想など危ない人ですか?
利用規約違反をしてもいない普通の人をわざわざアカウント制限する理由はありませんよね?
シャドウバンを回避する方法
※以下の内容はあくまで海外のパロディサイトで書かれている架空の内容です。
Twitterでは、使用する言語と使用頻度に基づいて、アカウントのツイートがどの程度「有毒」または敵対的であるかを示す内部スコアを持っています (これは感情分析として知られています)。
Twitterはその感情分析ツールを使用して、特定のツイートの単語を調べ、それらがどの程度「有毒」であるかを判断します。
別のアカウントへの対立的で戦闘的、または挑戦的なツイートや返信は、ややあいまいで洗練された侮辱的なツイートよりもはるかに高い「有毒」スコアになります。
例えば、「ばかだなぁ」「ばかげている」という言葉は必ずしも相手を侮辱している訳では無いですよね?
単なる男女の他愛のない会話や、筋が通らない話の事かも知れません。
もしシャドウバンを回避するのなら、これらの表現を侮辱として判定されない様に言い回しを変えるなどしなければいけません。
語彙と口調が非常に重要な訳ですが、この感情分析ツールを試したところ、当然ですが日本語ではエラーになり役に立ちませんでした。
シャドウバンチェック、種類は4つ
シャドウバンチェックも面白おかしく作られた設定で安全ではありませんが、一応内容を説明しています。内容を見て頂くと分かる通り、Twitterで公開されている単なる仕様やユーザーの誤解が元になっています。
- Search Suggestion Ban!
- Search Ban!
- Thread Ban! (Ghost Ban!)
- Reply Deboosting
どのシャドウバンチェックの内容もほぼ同じ種類に分けられています。
Search Suggestion Ban!とは?
ハッシュタグを含むツイート検索機能で、検索結果から対象のアカウントのツイートが表示されなくなります。制限にかかったユーザー自身と「センシティブな内容を含むツイート」を表示する設定にしているユーザーからは通常どおり検索できます。「話題」タブだけではなく「最新」タブからも排除されます。検索結果以外には影響はない。
検索結果の優先順位が下げられてしまう。
Search Ban!
クオリティーフィルターのオンオフに関わらず、ツイートが検索結果に表示されなくなります。
自分が検索結果に出ない状態になる。
Thread Ban! (Ghost Ban!)
リプライの一覧にツイートが表示されなくなります。
自分とフォロワーの相手以外は、リプライが見えなくなる。
Reply Deboosting
リプライが「返信をさらに表示」を押さないと表示されないようになります。
リプライが見えにくくなる制限です。
もちろんこれらの設定もただの架空の設定です。
Google検索のようにTwitterにもアルゴリズムがあります。これによりアカウントの利用状況を判断して表示のさせ方を変えています。つまり仕様です。
自分や相手が知らずに設定を変えている事が原因の時もあります。
シャドウバンチェック終了、ツールに意味はない!
シャドウバンチェックツールやシャドウバンテストツールといったものが存在し、先ほどのバンを調べる事が出来ます。どれも怪しいです。(まぁ、シャドウバン自体が嘘なので当然ですが)
テストを利用するのは自己責任でお願いします。サイトが安全では無いので、リンク先はあえて載せません。
実際、複数のテストツールを試したのですが、
- 結果がランダムに表示される仕掛けになっているもの
- テスト結果と実際のTwitterの利用状況とが異なるもの
- すでにチェックツールが終了している
といった、感じでした。
そもそもバンされているアカウント自体が少ない訳ですから、大抵の場合は問題なしと表示されます。そうなるとツールが正しい物か、疑ってみないと判断が付かないですよね。
シャドウバンされたと言っている人達は、「バンされる様な事はやってないのに!」と言うんです。
ええ、だからそもそもシャドウバンなんてものは無くて、次に紹介するTwitter側の理由なんです。
Twitterが行っているアカウント制限はコレ
事実として、Twitterは利用規約違反をしていないアカウントに対しても制限を行う事はあります。
もちろんこれはペナルティとして行われた訳では無く、Twitterのシステムの問題。急にTwitterの表示がおかしくなったからと言ってシャドウバンされた訳では有りません。
まず、基本的なルールは以下のとおりです。
検索のルールと留意点
Twitter検索を利用する際のルールと、一部のコンテンツがTwitter検索で表示されないことがある理由について説明します。
一部のコンテンツがTwitter検索で表示されない理由
検索結果の質を保つために、一部のツイートやアカウントが検索結果から除外されることがあります。また検索の質を下げたり、他の利用者が検索したときに不快な思いをさせたりするツイートやアカウントは、自動的にTwitter検索から除外される場合があります。
- 内容が同じまたは似ているリンクやツイートを繰り返し投稿する。
- 特定のトレンドトピックやハッシュタグ(#記号の付いたキーワード)を乱用する。
- ツイートや返信の送信を自動化する。
- ボットやアプリケーションを使って特定のキーワードで構成された似たような文章を投稿する。
- 複数のアカウントで同じような文章を投稿する。
- フォローとフォロー解除を過剰に行う。
Twitterは優れた検索品質を提供できるように、こうした行為が見られるアカウントを検索結果から自動的に除外する(または凍結などの対応を行う)ことがあります。
あなたのアカウントが検索結果から除外されている場合でも、あなたのフォロワーはあなたのツイートを見ることができます。また、返信や@ツイートも相手に届いています
シャドウバンの解除方法は?
シャドウバンの解除とは、実質Twitterの凍結解除と考えて対応すべきです。シャドウバンの原因や直し方ではありません。
シャドウバンが解除されないと悩んでいる人はTwitterルールを一度読んでみる事をお勧めします。
なぜなら、Twitterはシャドウバンを行っていない旨の情報を出しています。信じるかどうかは自由ですが、そんな相手に「シャドウバンされた」と異議申し立てをしても無駄なのは理解出来ますよね。
よければ以下の記事をどうぞ。
Twitterアカウント凍結の種類・症状・対応方法
ツイートに攻撃的なコンテンツが含まれていると報告された場合、その違反の重大さ、違反者の過去の違反歴、そのアカウントの行動特性に応じた措置を講じます。
アカウントの一時的な凍結の場合
- 攻撃的な行為やスパム行為 ツイートに攻撃的なコンテンツが含まれていると報告された場合、その違反の重大さ、違反者の過去の違反歴、そのアカウントの行動特性に応じた措置を講じます。
違反時の措置 | アカウントの一時凍結 |
受ける制限内容 | ツイートの閲覧、ツイートの送信、いいねなどが出来なくなる |
凍結の解除方法 | アカウント所有者のメールアドレスや電話番号認証など、特定の指示に従うことで凍結が解除される。 |
アカウントの永久凍結の場合
- Twitterルールに繰り返し違反したアカウントや、重大な違反を犯したアカウントなど、特定のTwitterルール違反が見つかった場合は、ただちにアカウントが永久凍結されます。
違反時の措置 | アカウントの永久凍結 |
同じ人物が所有する別のアカウントや、凍結を回避する目的で作成した新規アカウントも永久凍結される可能性があります。
でも「凍結される様な覚えはないよ」って人も居ますよね。そんな人は次の項目を確認して下さい。結構当てはまる人が居ると思います
まとめ
そもそもシャドウバンが存在しない理由を解説しました。パロディとして面白いですし、信じてしまう人が居るのも事実。
はじめはTwitter社を批判する為に言われ始めたのがシャドウバン。なぜか関係ないInstagramやTikTokでも言われます。なおさら嘘だと容易に分かりますよね。
海外だけでなく、日本にも「シャドウバンがある」と解説する危ないサイトが沢山あります。もしアクセスする際は、スパムやウィルスなど自己責任でお願いします。
僕も急に警告が出てツイートできなくなった事があります。