Twitterのアカウントが永久凍結によりロックされる理由は何となく想像は付きますよね?でも、Twitterリミットという制限については知らない方も多いようです。
理由も分らずに突然Twitterが使えなくなったり、アカウントを検索しても出てこないなどの制限が出るわけですから困りますよね。
このTwitterリミットの存在を知らない人の中には、これがシャドウバンなのだと勘違いしている人もいます。(もちろん、されていないのですが)
そこでこの記事では、
- 何をすれば規約違反となり凍結しロックされるのか?
- Twitterリミットされる理由と制限内容、解除までの期間は?
- 異議申し立て方法でOK。ロック解除や削除したアカウントの復活方法
これら凍結ロックや制限内容と解除、Twitterアカウントの復活手順までを順番に解説したいと思います。
この記事の目次
Twitterアカウントが凍結される理由は大きく3つ
まずはTwitterアカウントの凍結によるロックの解説からしますね。
すべてはTwitterルールに書いてある通りで、暴言や差別などが駄目なのは言うまでも無い訳ですが、個人または特定の集団が深刻な損害を被ることを願う、希望する、または要求する事も駄目です。
Twitterルール :特定の人物を標的とした嫌がらせに関与したり、他の人にそうするよう扇動したりすることを禁じます。Twitterは、嫌がらせまたは威圧、他者の発言に対する抑制の試みを攻撃的な行為とみなします
興味深いのは、Twitter側での判断が難しく、手違いで凍結される場合があるという事。
とは言え、大きく分けると基本的には以下の3つに分類されます。
攻撃的なツイートや行動をしている場合
嫌がらせに関するTwitterルールに抵触しているという報告があった場合にアカウントが凍結される事があります。他のアカウントへの脅迫やなりすましなど、嫌がらせに関与しているアカウントは、一時的または恒久的に凍結されることがあります。
Twitterへの報告はタイムラインのツイート内にある「ツイートの報告」から簡単に出来ますので、思いがけずロックされる事があるかも知れませんね。
以下の様な事を、プロフィール情報(ユーザー名、表示名、プロフィール自己紹介)において、個人、グループ、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーを標的にすると凍結されるかもしれません。
- 強烈な身体的脅迫
- 攻撃的中傷、暴言、人種差別または性差別表現
- 人間の尊厳を侵害する攻撃的内容
- 恐怖を煽る内容
セキュリティが危険な状態にあるアカウント
アカウントが乗っ取られたりハッキングされたりした疑いがある場合、アカウントが凍結される事があります。
これは自分が守られている訳ですから有難い事かも知れません。きちんと対応すれば凍結はすぐに解除されるはずです。
スパム
アカウントが凍結される原因のほとんどは、スパム行為や偽装です。
本人のアカウントであるにもかかわらず、手違いで凍結されることもまれにあります。
この場合、本人の協力の下、Twitterはアカウントの凍結を解除するための措置を講じるそうです。つまり、異議申し立てをしろという事です。勝手には解除されません。
異議申し立ての方法は記事の最後で解説しています。
ポリシー違反は他にもこんなに沢山ある
強烈な身体的脅迫
特定可能な標的に対する、強烈な身体的脅迫を伴うコンテンツを禁止しています。強烈な身体的脅迫とは、「殺してやる」などの言葉で、個人に重篤かつ持続的な身体的危害を加え、死に至らしめるか、重傷を負わせる意図の表明のこと。
Twitterのポリシーでは、いかなる強烈な身体的脅迫も容認されません。個人または特定の集団が深刻な損害を被ることを願う、希望する、または要求するなど、強烈な身体的脅迫を共有していると見なされたユーザーは、ただちにアカウントが永久凍結されます。
プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー
死亡、深刻な身体的危害、重大な疾患を願う、希望する、促進する、扇動する
怒りからこの様な発言をする人も居るかもしれませんが、願望であっても禁止されています。
- 深刻な疾患によって誰かが死亡することを願う。例: 「がんになって死ねばいいのに」
- 誰かが深刻な事故に巻き込まれることを願う。例: 「次しゃべったら、車にひかれてしまえ」
- 特定の集団が深刻な身体的危害を被るべきだと言う。例: 「この抗議団体が黙らないのなら、撃たれるべきだね」
多数の死傷者が発生した事件の否定
たまに居ますよね、事件や出来事が「でっち上げ」だと言ったり。被害者が偽者または「俳優」であるとほのめかす発言も禁止です。
ポリシーに違反した場合の措置はコレ
実はポリシーの違反に対する処分は、その違反の重大さや違反者の過去の違反歴、確認されたスパム活動の種類によって決まります。
Twitterが取る措置は以下の通り。
アンチスパム対策
不審なアクティビティを検知した場合、アカウントをロックし、追加情報(電話番号など)の提供またはreCAPTCHAの解答を求めることがあります。
ツイートの削除と一時的なアカウントのロック
プラットフォームの操作やスパムに関する違反が1回きり、または1回目の違反である場合、ツイートの削除要請からアカウントの一時的なロックまで、いくつかの措置を取る可能性があります。
プラットフォームの操作に関して続けて違反があった場合、アカウントは永久に凍結されます。
永久凍結
重大な違反については、1回目の発見でアカウントを永久に凍結します。重大な違反の例を以下に挙げます。
- 運用するアカウントで、上記のポリシーへの違反となる行為を繰り返すこと
- 選挙の清廉性を損ねる目的で、このページに記載された行為のいずれかを実行すること
- アカウントを購入または販売すること
- 凍結されたアカウントを代替または模倣するアカウントを作成すること
- Twitterルールに違反する組織であるとTwitterが断定するアカウントを運用すること
もちろん、アカウントが誤ってロックまたは凍結されたと思われる場合は、異議申し立てを提出できます。
Twitterの技術的な問題が原因の事もある
以下の様に、Twitter側での技術的な問題によりツイートがスパムとなる事が有るようです。
Twitterによる強制措置や、安全性に関する機能とは関係なく、Twitterに自分のツイートが表示されない、または元のツイートに対する返信が削除されるといった問題が報告されることがあります。ツイートが自動的にスパムと認識された結果である場合がありますが、技術的な問題やサービスの制限が原因の可能性もあります。
ツイートの公開範囲が制限される状況の例について
Twitterでは攻撃的な行為やスパム行為に利用されたアカウントを検出した場合、アカウントの特定の機能を制限する措置を取ります。
たとえばツイートがアカウントのフォロワーにしか公開されないようにしたり、ツイートの閲覧、ツイートの送信、いいねなどができなくなります

Twitterを見ていると、検索しても自分のアカウントが出てこないとかツイートが表示されないという人が居ますよね。これが理由の一つです。
他にも、複数のアカウントで似たような内容のツイートをすると、アカウントが検索から除外されることがあります。アカウント運用のアプリを使って同じような投稿をしている人も注意が必要です。
Twitterリミットについて
Twitterアカウントには凍結によるロック以外にもTwitterリミットがあります。
以下の様に、Twitterを問題なく稼働させる為の理由から一時的に制限をかける事があります。
リミットを設けることでTwitterシステムの負担が軽くなり、ダウンタイムやエラーページの発生を抑えることができます。システムの信頼性を維持することを目的に、アカウントの操作に関して以下のような一定の制限が定められています。
Twitterヘルプセンター:Twitterリミットについて
一時的な制限された状態とは?
制限された状態でTwitterを利用すると、検索結果や通知といったTwitter上の特定の場所で自分のアカウントやツイートが除外される可能性があります。
悪さをしていないのに、「突然Twitterの挙動がおかしくなった」と言う人はこのTwitterリミットに引っかかっている事が多いです。
「検索してもアカウントが出てこない」「投稿画像が表示されない」といった時はTwitter側で制限をかけているのかも知れません。
Twitterヘルプ:一時的に制限された状態とは
現在のTwitterリミットの内容
システムの仕様として各アカウントに以下のリミットが定められています。
- ダイレクトメッセージ(1日):1日に送れるメッセージは1,000件。
- ツイート::1日あたり2,400件が上限。1日あたりのツイート数のリミットは、さらに30分単位のリミットに分けられています。リツイートもツイートとしてカウントされます。
- アカウントの登録メールアドレスの変更:1時間に4回まで。
- フォロー(1日):システムの仕様として定められたフォロー数のリミットは1日あたり400件。これはあくまでも仕様上のリミットであり、これに加えて過剰なフォロー行為を禁止するルールが存在します。
- フォロー(アカウントベース):1つのアカウントでフォローしているアカウント数が5,000件に達した後、さらにフォローを試みた場合、そのアカウントに応じた特定の比率で制限されます。
サードパーティーアプリケーションからのAPIリクエストもすべて、1時間単位のAPIリミットのカウントに含められます。そのため、1つのアカウントで複数のサードパーティーアプリケーションを利用している場合は、APIリミットに達するまでの時間が短くなります。 Twitterでは、利用が集中する時間帯にこのようなリミットを一時的に引き下げる場合があります。
つまり、
リミットに達したアカウントの復活はどうすれば良いの?
リミットに達した場合はエラーメッセージが表示されます。これはロックされた訳では無く、あくまで一時的な制限。一定期間アカウントの機能が制限されるというメッセージが表示されます。
1日単位または1時間単位のリミット(ダイレクトメッセージ、ツイート、アカウントの登録メールアドレスの変更、APIリクエストに関するリミット)に関しては、1日後または1時間後に再度お試しください。
1日2,400件までのツイート投稿リミットは、さらに30分単位のリミットに分けられています。アカウントがツイート投稿数のリミットに達した場合は、リミットに達した時間帯が終了してから2~3時間後に、もう一度お試しください。
なお、制限される期間は違反の内容により異なります。
リミットにより機能制限された場合の復活方法は?
一定期間アカウントの機能が制限される場合、2つの選択肢があります。
- 提示された期間が終わるまで一時的に制限された状態でTwitterを使う。
- 提示されている電話番号またはメールアドレスの認証手順を完了する。
リミット制限を受けたと勘違いする人もいる
Twitterアカウントの凍結によるロックの場合、明確にアカウントが凍結されている旨のメッセージが出ます。
Twitterリミット制限の場合もメッセージが出ますし、制限解除の方法が示されますので、制限を受けている事に気付けます。
Twitter側が混みあっていたり、何らかの不具合の場合もあります。
メッセージが出てなくてもシャドウバンでは無い
何度も言いますが、これらのメッセージが出ていないのに、Twitterの表示がいつもと違うからと言ってシャドウバンされた訳ではありません。
Twitter検索では、アカウントにとって興味関心の高いコンテンツが表示されるように調整されているので、ツイート・リツイート、フォローなど普段の使い方で検索に出にくい事もあります。

パソコンからは出来てアプリでは出来ないとか。
全部詳しくTwitterのヘルプページにも書いてありますが、現在抱えているトラブルやTwitterの仕様なので信じましょう。
異議申し立てで制限解除やアカウントを復活させる

Twitter自身が言うように手違いでのロックもあります。一時的な制限なら時間を待っていれば大丈夫。
もし一時的なロックで無ければ凍結解除の申請をしなければいけません。
アカウントの制限解除やアカウントの復活など、目的に合わせてプルダウンから選択してください。
自分のTwitterアカウントを復活させたい
復活と言っても、不正アクセスされたとかログイン出来ないなど、認証で困っているならこちらを選択します。
アカウントを復活させようとしている
復活させることができるのは、削除後30日以内のアカウントに限られます。ダメ元覚悟で以下のリンク先の下の方に入力フォームがあるのでアカウントや連絡先のメールと発生している内容を入力して送信して下さい。
説明内容はきちん入力した方が良いです。
アカウント削除30日以内なら
アカウントを削除した日から30日経過していない場合は、ログイン画面に移動し、復活するを選択すればOK。簡単ですね。
完全復活までは少し時間が掛かるかも知れませんが手続きは出来ているので大丈夫。詳細は以下のリンクをご覧ください。
復活の選択をした後は?
アカウントを削除した日から30日が経過すると、削除したアカウントのユーザー名やメールアドレスを別のアカウントで使用できます。30日が経過するまでの間は、アカウントを復活できるように、そのユーザー名やメールアドレスは削除したアカウントに関連付けられたままになります。
アカウントを削除または解約したい
訳あってアカウントを削除する事も有ると思いますが、上手くいかない場合はこちらから選択してみて下さい。
アカウントのロックまたは凍結に関する異議申し立て
アカウントの凍結を受けた時や制限解除が出来ない場合はこちらから異議申し立てが出来ます。
何だか難しそうですが、入力欄に、不正行為をした覚えがない旨をきちんと説明しましょう。必ず書いた方が良いです。
単なる手違いの凍結なら割と早めに解除されます。何か理由があったのなら、それらをすべて修正するまでは解除されません。
Twitterアカウントの凍結やリミット制限のおさらい
- 凍結は手違いや技術的な問題でされてしまう事もある。
- Twitterリミット制限による一時的な制限の事もある。
- 凍結解除は異議申し立てをすれば早めに復活可能。
- アカウントの削除も30日以内であれば復活可能。
シャドウバンなんてありませんので、おかしいな?と思ったらTwitterリミットやTwitter側の不具合を疑ってくださいね。
凍結しロックされる理由は常識的に考えれば納得出来るかと思います。Twitter側の手違いでロックされる事もあるので、焦らず冷静に異議申し立てをしましょう。異議申し立て方法は後ほど解説します。