第1回では「WordPressでブログの始め方 インストール後にまずやるべき設定」として、WordPressをインストールしたらまずやって欲しい設定の解説をしました。
これはWordPressそのものに必要な設定でした。
この第2回は記事投稿とWordPressの保守管理など、ブログ運営を便利にするプラグインと記事投稿時に絶対必要な設定の解説です。人によって必要な物は違いますが、参考になると嬉しいです!
大きく2つの観点で解説していきます。
- 記事に関わるプラグインと設定
- ブログ運営に便利なプラグイン
全てに共通するのは、プラグインを入れ過ぎない事!サイトが重くなる等の弊害があります。使わないものは無効ではなく削除しましょう!
テーマの機能によってはプラグインを入れない方が良い場合もあります。
この記事の目次
記事に関わるプラグインと設定
投稿記事とカテゴリーなどで使えるプラグインを紹介します。
プラグインを使うかどうか迷ったとき、まずはテーマに同じ機能が無いか確認する。もし無ければプラグインをインストールする感じです。
- そもそも全部を入れる必要はない。本当に必要か考えよう!
- 自分のテーマに同じ機能が無いか確認。実はプラグインとの相性があります。
- そのプラグインがきちんと更新されていて、現在のWordPressのバージョンで動くかの確認をする。
書いた記事全般に関するプラグイン
① WP Multibyte Patch おすすめ
説明:日本語でWordPressブログを書く場合に、必須のプラグイン。日本語表示での不具合を修正してくれます。WordPressをインストールすると初めから入っているかもしれません。必ず「有効」にしましょう。
書いた記事一覧を扱い易くするプラグイン
② Simple Custom Post Order
説明: 投稿一覧やカテゴリの並び順をドラッグで入れ替える事が出来るプラグインです。
ブログ運営のメインは記事作成です。記事が増えてブログが充実していく半面、管理もしなければなりません。細かく並べ替えたい時に便利です。設定画面で並べ替える項目を設定する必要があります。
カテゴリー作成での並べ替えはかなり重宝します。管理画面で見やすくなります。ちょっとした事ですが大事。
カテゴリー一覧ページ等にアクセスしてページの表示に問題ないか必ず確認してくださいね。
③ Intuitive Custom Post Order
説明: 上記と同じく、投稿一覧の並び順をドラッグで入れ替える事が出来るプラグインです。設定不要で使えますが、テーマによっては動かないかもしれません。「ザ・トール」など。

最終更新が2年前で止まっています。使用中のWordPressバージョンで未検証。インストール数が多く星も多いのですが、使用するかどうかは迷う所ですね。WordPress本体やテーマの仕様によっては動かないものもあります。
まさに、「プラグイン選びのポイント!」で書いた通りです。
記事を複製するプラグイン
① Yoast Duplicate Post
説明: 記事を複製する時に使うプラグイン。複製して記事の土台を使いまわせば、一から作る必要が無いので作業効率が上がります。
販売系の記事なら、記事構成のテンプレートを何パターンか非公開で用意しておくのがおすすめ。
記事に目次を付けるプラグイン
① Table of Contents Plus おすすめ
説明: 記事内の見出しを「目次」として表示してくれます。今ではどのブログでも見かけますよね。高機能でお好みの設定が出来るプラグインです。
② Easy Table of Contents
説明:こちらも高機能なのですが、一部挙動がおかしかったので使用をやめました。テーマとの相性かもしれませんが。
こういう場合は、検索して問題解決を調べるか、他の似たようなプラグインを探しましょう。
他を探したほうが早いかも知れませんね。
表示させる投稿記事を制御するプラグイン
① WordPress Popular Posts
説明:記事を人気順にサムネイル表示出来るプラグイン。ウィジェットでも設定出来て、人気順にサムネイルを表示します。サイドナビでよく見かけます。
他にも、記事へのアクセス(ビュー)数を計測し統計情報として確認も出来ます。
テーマによってはプラグイン不要で似たような事が可能です。「ザ・トール」など。
② WordPress Related Posts
説明:投稿記事に関連のある別の記事をおすすめとして表示してくれるプラグイン。どの記事を表示させるか自分で決める事も出来ます。ウィジェットでの設定もOK。
SEO対策用プラグイン
① Yoast SEO おすすめ
説明:titleタグだけでなくdescriptionを入力したり、SNSのOGP設定をしたり、SEO対策するなら必須のプラグインです。
記事投稿画面でdescriptionやカノニカルの設定だけでなく、Facebook・TwitterのOGP設定も出来ますよ。
② All in One SEO Pack
説明:「Yoast SEO」と同じでSEO対策用のプラグイン。どちらかお好みで良いと思いますが、個人的には「Yoast SEO」が分かり易いと感じました。
③ XML Sitemap & Google News
説明:サイトの更新情報を検索エンジンに伝えてくれるプラグイン。
先に紹介した「Yoast SEO」を使っていれば、自動的にGoogle検索エンジンに伝えてくれます。なので基本的に不要です。
ブログ運営に便利なプラグイン
① BackWPup
説明:WordPressのバックアップ用プラグイン。バックアップのスケジュールを決めたり保存先を選べます。復元機能を使うなら有料版の「BackWPup Pro」が必要です。なので手動が現実的ですが、慣れてないと難しいと思います。
② UpdraftPlus
説明:WordPressのバックアップ用プラグイン。バックアップのスケジュール設定など基本的には変わりません。こちらは復元機能がありますので、こちらの方が簡単だと思います。ただ最初の設定が面倒です。
コノハウィングの自動バックアップ機能 やエックスサーバーなら自動バックアップと復元のサービスがあります。まずはレンタルサーバー側でどれだけ対応可能なのか見た方が良いかも知れませんね。焦って色々触ってしまうのが一番ダメなんです。
不正アクセスから守ってくれるプラグイン
① SiteGuard おすすめ
説明:WordPressは人気があり使っている人も多いだけに、不正アクセスによるコンテンツ改ざんや情報流出などのサイバー攻撃を受けやすいのが実情です。
レンタルサーバーのWordPress簡単インストールの様なサービスだと初めから入っている物もあります。日本製ですし、安心感が違います。
お問い合わせフォーム作成プラグイン
① Contact Form 7 おすすめ
正直これしか使ってません。お問わせフォームを作成したり、サンクスメールで自動返信も出来ます。
まとめ
WordPressは多くの人が色んな目的で使うもの。自分にとって必要なものだけを追加していく事になります。また、利用しているテーマによってはプラグインは不要だったり、むしろプラグインを入れる事がマイナスにもなります。
今回は多くの人に共通して有用なものを紹介いたしました。それ以外はお好みで。
お役に立てると嬉しいです。